■ どんな想いで活動しているの?
中心メンバーが共有する価値観
楽知ん研究所の中心メンバーは,小学校から大学の教員のほか,会社員,公務員,主婦(主夫),自営業,学生など様々な人がいて,全国に散らばっています。
中心メンバーは,自由に発想する〈束縛〉として,以下のことを価値観として共有しながら,いろんな研究開発,普及に取り組んでいます。
(1)成熟経済時代での「たのしい時間」を提供する〈楽知ん〉をつくる
- 成熟経済時代になり,〈たのしい時間〉をどうつくるかが求められるようになってきた。〈たのしい時間〉を提供する具体的なサービスは,より多様なものがつくられていくだろう。
- 我々は,その中でも科学入門教育を中心に,みんなの脳ミソが喜び,たのしい笑顔が流れる〈楽知ん〉を,みなさんに提供できる研究をすることで,〈たのしい時間〉をつくるお手伝いをする。
(2)1700年代のたのしい科学と科学教育の伝統にたちかえる
- たのしい科学教育の源流は,1700年代の欧米での科学実験講座や巡回講座にある。当時の一般市民は,街の中や郊外で開催されていたその講座に参加し,実験という新しいものの考え方・見方を学び,役立てていった。
- その講座は有料で,参加者はたのしんで参加したのである。その科学史の研究を通して,絶えず「たのしい科学と科学教育の伝統」の原点にたちかえる。
(3)先行研究成果の肩の上に乗り,そしてきちんと立つ
- 日本では板倉聖宣氏が1963年に提唱した科学入門教育である「仮説実験授業」の成果が蓄積され,たのしい科学教育が実現することが実験的に明らかになっている。
- その成果の肩の上に我々は乗り,そしてきちんと立ち,成果を引き継ぎ,さらなる研究を進めていく。
(4)300年後にも誰かが肩に乗ってくれる仕事を
- 誰もが追試できる研究蓄積するためには,先行研究を明らかにして,正当な評価や再発見ができる体制をつくる。
- 300年後にも,誰かの先行研究になれるような形として残すことで,人類文化に貢献する。
(5)お客さん中心主義。されど,新たな研究成果を常に提案し続ける
- 〈たのしい時間〉をつくれたかどうかは,すべてお客さんの評価による。
- その結果をもとに,我々は大胆かつ繊細に,さらなる新しい研究成果をお客さんに提案し,仮説実験していく。
- お客さんが喜ぶ顔をみることで,我々はたのしみ,満足する。そう,「衣食足りれば,他人の笑顔」である。